Shredder13 | チェスコンピューターの世界

こんにちは、チェスが一向に上手くならないMaekawa52です。今回は少々マニアックな話となります。チェスコンピューターと聞けば皆様何を思い浮かべますか?日頃オンラインチェスなどでも多く目にするStockfishであったり、90年代、コンピューターチェスがまだ珍しい時期に当時のチェスチャンピオン、ガルリ・カスパロフとの対戦でも有名になったディープブルーなどが有名でしょうか。今ではチェスコンピューターは数多く存在し、チェスコンピューター同士の対戦で世界選手権が開かれるほど活発なようです。

私はパソコンやガジェットが好きなのでこういったテクノロジーには割と興味があります。以前の記事でも紹介したような小型のチェスコンピューターなども持っていたり。

チェスコンピューターにも特徴があり、とにかく強いもの、人間のように個性を再現できるものなど色々特徴があるようです。(私のレベルでは特徴を感じる事は出来ませんが…)

さらに分類すると、①チェスエンジンとソフトウェアが一体となって動作するもの(Fritz, Shredderなど)や②チェスエンジン単体で存在し様々なソフトウェア上で動作するもの(Stockfishなど)があるようです。見ている限り①のソフトと一体となっているものは有料のものが多く、対戦だけではなく分析機能や数多くのデータベースを索引できるなど、様々な機能が付いているのが特徴です。

(今ではオンラインのLichessChess.comで対戦も分析もデータベース参照も手軽に出来るのですが、上でも述べたようにテクノロジーに興味がある身としては色々な特徴があるソフトウェアにも興味が向くわけであります)

最近、時代遅れの部品を集めてパソコンを1台組み立ててLinux OSをインストールして遊んでいました。Linux OSは無料で使用できるオープンソースのOSで、古いパソコンでも軽量な動作で動かすことが出来るなど面白いOSです。そんなLinuxでも動作するチェスソフトウェアを調べているとShredder13というチェスコンピューター/ソフトウェアを発見しました。これまで世界コンピュータチェスチャンピオンとして19回の優勝を果たした、とんでもない奴らしいです。エンドゲームの強さに定評があるとかなんとか…。

Linuxで使用できるチェスソフトウェアはいくつかあるようで、レビューを見るとShredderがUIがシンプルで使いやすいとの事から試してみたいと思いました。(Shredderは他にも様々なプラットフォーム版がある)今まではWindowsではFritzを使ったことがありますがパソコンの性能がある程度良くないと動作が重たかった事やUIが複雑で覚えるのが大変だった事がありました。

Shredderは商用チェスエンジンとの事から機能制限のある3種類の価格プランがありましたが50ユーロ、日本円で約8,800円のプランを購入しました。(買い切り)さらに上位バージョンでは100ユーロとなり、より速度の速い、コンピューター性能をフルに使用できるチェスエンジンとなるようです。

実際にShredder13を使ってみました。評判通りUIはシンプルで必要最低限の機能しかないように見えました。私が欲しい機能である分析機能やオープニングデータベースが付いています。また、大会などの結果データ(PGN)を読み込み、分析、研究する事も出来ます。このあたりの機能がスムーズに行える事は非常に扱いやすいと思いました。他にもエンジンを生かしたチェスコーチ機能やレベルに合わせて強さを自動調整してくれる機能などがあるようです。また、Stockfishを読み込ませて分析エンジンを切り替える事も出来ます。

数日使っていますが、ソフトが落ちる事や動作がもたつく事はほとんどなく軽量なソフトウェアという印象です。私のLinuxPCはCPU性能があまりよくないので、これだけ非力な性能でも使えるよ、という参考になれば幸いです。使用しているCPU及びマザーボードは以下でメモリ(RAM)は8GBとしています。

Shredder

棋譜への注釈機能もありますが日本語が使えるかどうか大事な要素ですね。※日本語は使えませんでした。フォントの問題だと思うけど変更するのは大変そう

Shredder13はエンドゲーム処理能力が凄い!?

先ほど、Shredderはエンドゲームに定評があると書きましたが詳しく見ていくと次の事が分かりました。

Shredderソフトウェアのダウンロードの際にエンドゲームデータベースというデータも同時に提供されました。これをソフトウェア内で読み込ませることでこのデータベースが使用可能になるようです。単純にいうとこれはエンドゲームでの分析能力が高くなるという事のようです。エンドゲームでは当然駒が少ないので膨大な量のパターンを処理する必要がある中、Shredderが提供するこのデータベースは軽量ながらも深い分析が可能との事です。これはメモリ(RAM)に保存されるので軽量サイズも相まって処理速度が速いとの事です。一般的なエンドゲームデータベースではここまで圧縮されていないので処理速度において有利であるとの事です。

と、翻訳により判明しましたが、処理が速いという事は、分析中にパソコンが重くなるといった事が軽減されるのではないでしょうか。いいね!

よくLichessやChess.comでコンピューター解析を行いますが、あちらでも解析深度を深めたり予想ラインを増やしたりといった解析設定が出来ますが、複雑な処理を求めると動きが重たくなったりします。これらはパソコン内部での処理ではなくサーバー側で処理されているといった影響かなと推測します。一方パソコン内部での処理であればスペックにもよりますがサクサク動作してくれるといったメリットがあるのではないでしょうか。

おわりに

余談ですが、当ブログのサイドバーにある日替わりチェスパズルはShredderのサーバーが提供しています。完全に奇遇です。より親近感が湧きました。

そんな事で今後使用を続けてみて感じた事があれば更新したいと思います。また、他にもこんなソフトを使ってるよとか、お勧めがあるよ、とかありましたら是非コメントで教えてほしいです。気軽にコメントください!

番外編

チェスコンピューターは物理ボード上でも動作する、ドラえもんが出してくれそうなアイテムにまで進化しています。

こんなのや

こんなのや

こんなのも
※注 私はこのChessupをアメリカから購入しましたが割とすぐ動作しなくなりました。通信対戦もしょっちゅう断線して不安定でした。サポート受けるにも送料高いし面倒なので断念。なので輸入製品やキックスターター系製品は注意が必要です!個人的な主観ですが、デジタルボードは高額な上、壊れた時の精神的負担を考えるとアナログチェスセットの安心感は最強です!国内サポートがあればいいんですけどね。尚、Chessupは現在2が販売されており、色々改善されているかもしれません。アナログ最強と言いつつドラえもんの道具にはやっぱり惹かれるものがありますね。

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