イングランドでは公の場でお金を賭けてプレイできる唯一のカードゲーム
クリベッジというトランプゲームはご存じでしょうか?私は最近まで知りませんでした。写真のような木製のボードにピンを立てて点数を表示するのが大きな特徴です。発祥は17世紀のイングランドで、現在はご家庭はもちろん、パブなどの酒場でも多くプレイされているようです。また、イングランドでは公の場でお金を賭けてプレイできる唯一のカードゲームとのことです。他にもアメリカ北部やカナダで特に遊ばれているようです。知名度的にはポーカーに比べると劣るようですが熱心なファンは多いようです。
イングランド?パブ?と興味が沸きYoutubeで検索するとパブでプレイしてる様子はもちろん、家庭でプレイしてる様子も全くと言っていいほど出てこなかったのでほんとかよ、と半信半疑でありますw
主な特徴は、2人が基本とし、3人から4人プレイも可能で、運と戦略がほどよく絡み合うギャンブル性の高いゲームです。お互いの手札を出し合い数種類の役を作りながらコツコツ得点を重ねていくという流れとなります。役はポーカーのそれに近く比較的覚えやすいです。点数が次々と生まれるので今何点なのかが分からなくなるのでクリベッジボードという点数を表示するものを使用します。先に121点に達すると勝ちとなります。覚えてしまうとルールはシンプルですが、クリベッジの大きな特徴として、手札の他に親のみに与えられる追加の場札、クリブ(Crib)という要素があり、ゲームの個性となっています。
クリベッジは、どちらが先にゴールするかハラハラドキドキする展開が多く、まさにギャンブルゲームといった事がうなずけます。
ルールを簡単に知りたいという事なら気軽にプレイできるウェブ版がお勧めです。次のサイトではコンピューターとプレイできるのでルールの確認に最適です。
日本語でのルール説明は次のページがお勧めです。トランプゲーム大全の著者、赤桐裕二さんによるルール解説です。
Muggins マギンズという追加ルールが面白い
クリベッジに、より競技性を加えるルールがあります。Muggins。訳はまぬけ、という意味です。クリベッジは手札を公開し役を計算してポイントの分だけボードのピンを動かします。これを交互に行い進行します。手札によっては5種類前後の役が出来上がる事もあります。なので役を見落とす場合があります。見落とすと、もちろん得点にはなりません。そこで相手が役を見落とした時に、Muggins!と言って、その分を自分の得点にすることができます。具体的には相手が得点分のピンを動かし終わったときに、Mugginsを宣言し、「ひとつ見落としてるよ」とその分の得点をいただきます。このルールにより、よりゲームに緊張感を持たせることが可能です。
こちらはアメリカのクリベッジ愛好家によるウェブサイトですが、Mugginsについて言及されています。ほかにもクリベッジに関する興味深い話題がブログにあります。
道具にこだわるのも面白い
チェスと同じく、クリベッジも対面で遊ぶ事に勝るものはありません。その場の雰囲気はこだわりたいものです。クリベッジやCribbageで検索すると商品は出てきますがチェスや他のゲームに比べると種類はかなり少ない印象です。オークションサイト(国内)でさえもほとんど出回っていません。アマゾンでは量販的な手頃なクリベッジボードがいくつかでてきます。私が特におすすめしたいのは、東京のトランプの専門店、うそのたばこ店さんで販売されているこちらのアイテムが好きです。他にもトランプもおしゃれなものが多いのでお勧めです。
次に、アメリカ東海岸にあるハンドメイドにこだわったバックギャモンを主に制作・販売しているCrisloidさんのクリベッジボードです。$50と$100のかっこいいボードがあります。ししししししかし、送料のほうが高くつく上、円安価格とあって高級品となっています。
フラッシュのルールについて
フラッシュには同じスーツが4つでフラッシュ(4ポイント)の場合と、同じスーツが5つのフラッシュ(5ポイント)があり、少々分かりにくい点があります。
4つのフラッシュについては、手札がすべて同じスート、例えば♠A♠5♠9♠Jの場合は4点。 この4枚のカードはすべて手札になければならず、手札に3枚+スターターでフラッシュと数えることはできません。
5つのフラッシュについては、手札とスターターカードがすべて同じスート、例えば♠A♠5♠9♠J♠Qの場合は5点。 また、クリブのカードとスターターのカードがすべて同じスートであれば、クリブのカードは5枚フラッシュになります。なお、クリブでのフラッシュのポイントは5枚のカードはすべて同じスーツでなければなりません。
スカンクとダブルスカンク
スカンクとは、プレイヤーが30点差以上で勝利し、ゲーム終了時に対戦相手の得点が91点未満であった場合をいいます。 ダブルスカンクとは、選手が60点差以上で勝ち、相手の得点が61点未満であること。 通常、スカンクは勝利点2、ダブルスカンクは勝利点3とカウントされます。
ジャックが点数になるルールNobsとNibs
クリベッジでの「Nobs ノブ」 と「Nibs ニブ」 という用語はジャック カードに関連する見落とされがちな得点要素を指します。見落としがちでありゲームの結果を決定する上で極めて重要な役割を果たします。
Nobs ノブとは、親がスターターカードを開いた時にジャックだった場合、すぐさま2点を獲得するルールです。絵柄は問いません。
Nibs ニブとは、手札にスターターカードと同じスーツのジャックを持っていた時に1点の役としてポイントを得る事ができます。
このようにクリベッジにおいてジャックカードは特別な意味を持っています。








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